20代の頃の私は、
死ぬほど大好きな彼に対して、なかなか「好き」も「愛してる」
喉まで出かかってどうしても飲み込んでしまう
だから彼にとっては足りなくて、
だから事件が起きた時、
同時に、彼からの愛の表現も行動も足りなかったから、私も全く自分に自信持てずに勝手に絶望してしまった
そんなことで私たちは、人生の15年ぐらいを損してしまった
本心で望まない道に長いこと逸れてしまった
私たちはいい加減に学習したの
あれから20年、言葉や行動で気持ちの全てを伝え合わなければ、
メールや手紙に頼ることも危険
会っている時に、
遠く離れて暮らしているから、会えた時まさに命がけで伝え合う
身体の奥底から湧き上がる想いを全身全霊伝える
そう、「今」伝えなければ後悔するの
私たちは、日本人らしからぬほど伝え合う
口に出して愛してるよってね
ただ、
そこで、彼が合図を作ってくれた
私たちは一緒にいる時、お手洗い、お会計、改札機通過、
合図はシンプル
触れている手を2回トントンしたり、強く2回ぎゅっぎゅってする
そして目を見つめ合って頷く
それは「愛してる」と同じ意味
どこにいてもすぐに伝えられる
気持ちが溢れてすごく伝えたくなってすぐに伝える
お返事もトントン
同じ気持ちを確かめ合って感動する
同じ強さの愛を実感して幸せを感じる
なんて素晴らしい合図なんだろうって
いつも思う
大好きな美術館でReboneがテーマの展示があった
復興や生まれ変わることを現した作品を集めたエキシビションね
観ている途中
「生まれ変わったら何になりたい?」
って突然彼が聞いてきた
即座に「鳥」と答えた私
昔から鳥
自由に空を飛び、好きなところに好きな時に行ける
そして鳥の大半は、生涯1羽の相手と寄り添う
いつもぴったりくっついてとても仲良し
鳥のつがいの写真は必ず自分とJに見える
昔からずっと!
「鳥なら喋れなくても、気持ちを伝え合えるね、ツンツンってくちばしで2回すればいいんだもんね」って
彼は言った
なんて素敵な考え!
2人共生まれ変わったら鳥になる
めでたく決定(^^)