25年前から、なぜか数を数えたり数字を覚えたりするのが好き
例えば、デートの回数を数えている
出会ってからの5年間のデートは500回を超えた
3日に1回のペース
私の手帳、Jとのデート日の欄には(250)というように数字のカッコ書きがあった
結婚する日は何回目なんだろうな…って考えていたのを思い出す
途切れてしまったことに対しての悲しみは尽きないけれど、気を取り直して、再々会してからまた数えはじめた
昨日で225回
再々会5周年を迎えるのは今年の6月だから、会える日の日数で言うと昔の半分ぐらいだとわかる
会う日を数える他に、歩いた距離を測ったり、どこかに行った回数を数えたり、数えても意味のないものを数えたがったりする
部屋番号をどうしても覚えておきたいし、お互いの誕生日の数字や名前の数字にも異様に敏感である
ある場所のことを番号で④と表したりもする
なにもJが理系だからというわけじゃない
文系の私も何故か数えたり数字を覚えるのが好きなのだ
知りたいけど、どうしても数えられないのが、会っている時のキスの回数である
1時間ぐらいしか時間がないデートでは、まあ、数えられる
しかし…丸1日となると皆目分からない
(回数が多すぎて)
ある日「どれを1回と数えるかわからないよね」という話になった
長ーい時の区切りはどれ??
息継ぎのタイミング?
それとも顔の向きを変えた時?
一瞬でも離した瞬間?
そういうくだらないことを考える時間がとても楽しい
時間の暗黙の表記ルールもある
「9時半」とか「9:30」とか、決して書いてはならない
「0930」と表記する
いつこのルールができたかも、どういう理由でできたかもわからない
でも私にとっては「二人だけの素敵なセンスあるルール」である
数字に関すること以外にも、そういう二人の間でしか通じないような楽しいルールや法則や決まりごとがたくさんある
私とJの二人だけの世界
マニアックで、二人にしかわからないようなことに溢れたワクワクの世界
誰もそこには踏み込めない
私は、Jと離れている時間のほとんどの時間も、その世界で生きている
Jが特別
25年前からずっと
そのことをどこかで信じ続けてきて
私は間違っていなかった
これから先ずっと多分
Jと二人の世界を失うことなく生きていける
もう、一人でJとの世界を思い出して泣かなくていい
Jは今、私のそばにいてくれる
今とこれから、ずっと一緒に二人の世界を楽しんでいける
そう思うと、Jと再々会できた運命を何度でも祝福したくなる
J
限られた人生の時間、二人きりの世界をできる限りたくさん楽しもうね