乳がんの疑い

今週の始め、乳がんの疑いで精密検査に行ってきた
昨年12月の健診のマンモでひっかかったやつ

健診結果を見て、あわてていろいろ調べた時は、乳がんかもしれないと一瞬ゾッとしたものの…あまり実感が湧かないまま検査の日を迎えることになった

というのも血縁者にガンは一人もいないし、何となく自分がそんな重大な病気だとは思えなかったからだ

ただ、高校時代の同級生2人をガンで亡くしており、そのことが何度か頭をよぎった
同じ部活で15人いないぐらいのメンバーのうちの2人
その2人の早すぎる死は衝撃的過ぎて未だにちゃんと受け入れられていない
もしかしたら、私が3人目かもしれないな…ってぼんやり思ったけど、
それほど本気で思ったわけではなかった

Jは検査当日、午後半休を取り東京に出てきてくれた
そしてランチの後、病院の玄関まで付いてきてくれた
その病院はJがいろいろ調べてくれて見つけてくれたところ
さすがに女性の乳房専門の病院なので男子禁制
Jは中には入れず2時間以上外で待っていてくれた

一風変わった病院だった

まずは、同じような境遇の3人が同時に診察室に呼ばれ「マンモの画像の見方」についてのレクチャーを受ける
かなり詳しくて、まるで研修医にでもなった気分だった
今や私はマンモの画像を見て、怪しい影や石灰化を医学生並みに発見できると思う

そしてレクチャー後、一人ずつ呼ばれ、結果について話を聞く

私はレクチャーのおかげで自分の画像を見て、すぐさま石灰化してる怪しい部分を見つけることができた
しかし、斜めにおっぱいを潰した画像には石灰化のプツプツが集まっている様子が写っているのだけど、何故か上からまっすぐ潰した画像には写っていなかった

先生曰く、離れたところに点々と石灰化の粒があり、斜めに潰した画像はそれらが重なって見えるだけかもしれないということだった

触診は丁寧にしてくれたが、特にしこりなど見つからず問題なし

次にエコー
やはりぼんやり怪しい影がある
何となく周りの石灰化も見えた
なので細胞診をすることになった

採血ぐらいチクっとするだけと言われたから
それほど緊張せずにいたら…
針を刺す瞬間は採血ぐらいの痛みだったけど、その後奥までグイグイと針を押し込まれて…相当痛かった

採取しようとしている部分が硬くないらしく、逃げてしまってなかなか成分が引けてこない。。
結構長くグイグイ苦戦してやっと何か引けたらしく針が抜かれた
ふう。。

その引けたものは、液体だった
先生は多分ガンじゃないと思う、と言った
明日結果が出る、とのこと。。
早い

ということで、結果を聞くために翌日19時に予約をした

やはり結果を聞くことと、先生のレクチャーがセットになっていた

まず一人ずつ診察室に呼ばれ結果を知らされる

次に同時刻に予約していた8名が同時に「ガンとは何か」のレクチャーを1時間半受ける
大学の授業さながら、一人一人当てられて意見を述べたりもする

レクチャー後、また一人ずつ呼ばれ今後についての話をする
という流れ

若干緊張しながらクリニックに行った

Jはもちろん近くにいなかったから実はすごく心細かった

やはり先生の予想通り、引けた液体の中にガンらしきものは見つからなかった
先生がまずはよかったわねーって言った
ただ、石灰化があるから、定期的に検査を受けることとなった

先生は乳がん専門の診察を長年されていてとても信頼できる感じ
いざという時は発見から手術、術後までトータルでしっかり診てくれる

いい病院と先生に出会えて本当に良かった。。
Jありがとう

Jはもし私が入院なんてことになったら、会社を休むつもりだったと言ってくれた
奥さんの時と同じように休んでくれるんだ…って思った
1ヶ月入院でもよかったな
Jが毎日付き添ってくれるなら…

と思ったけど
でもそしたらJをすごく困らせることになるからやっぱりダメだなって思った

Jは昨日も何度もガンじゃなくて良かった、本当に良かったよ。。と言っていた
ものすごく心配で、ずっと祈ってたって

自分自身それほど危機感がなかったからか、そんなにJが胸をなでおろしたり、気が抜けたー、今週は疲れたーと言っているのが何だか不思議な感じがしていた

そしたら、
R、もしこれが逆の立場だったらどう思うか考えてごらんって言われた

ハッとして
もしJがガンかもしれない、となったら?
と考えた

私、確実におかしくなる。。
Jの言う通り、大騒ぎ、大泣き、何も手につかない…と思った
お願いだからそんなこと起こらないでほしい、と思う。。

ごめんねJ
心配かけて

良かった本当に
生きていればきっといいことあるよね
たぶん

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