インスタレーションが好き

インスタレーション作品が好きになったきっかけは90年代にワタリウム美術館で出会ったナムジュンパイクである

当時はまだ液晶なんかないし、CGなんて見たこともない時代
ビデオインスタレーションである

無造作に床や壁に配置されたブラウン管のそれぞれから映像と音が流されていたその不思議な作品に妙に惹かれたのだ

音×光×モノ!
場所や空間全体を作品として体験するという、それまで知らなかったアートの分野、インスタレーションというものに衝撃を受けた

その後も、壁にかけられた6×6ぐらいの四角い電球?が光り音が流れている作品(誰か忘れた)やら、宮島達男さんのデジタル数字の作品やら、テントみたいなところに入って体験する作品など、様々なインスタレーション作品を観てきた

最近はCGやらプロジェクションマッピングが駆使され、何だかすごい領域に突入している感じ。。興味深い作品が次々に登場している

今のところ、私の中でダントツトップの作品はチームラボの 『追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、そして分割された視点-Light in Dark』である

これは六本木ヒルズで開催されていた期間中に3回行った
カラス以外の作品も展示されていたが、全部忘れてしまった。。
2回目と3回目はカラス目的で行ったので、脇目も振らずその部屋に直行した

入れ替え制ではなかったため、部屋の一番いいポジションに居座り、4分くらいの作品を繰り返し20回以上観た

これはとんでもなく私の心を掴んだ
空間そのものが回転する感覚、自分のいる場所が映像に360度包まれて上下左右の感覚がなくなる
映像も光も音楽もどれもが素晴らしい

最初のカラスが飛び立つ瞬間は、何度見てもドキドキした
何なんだこれは!と叫びたいくらい興奮した
またどこかで観られるなら是非観に行きたいと思っている

最近気になっているのが、映像作家の大西景太

現代美術館で観た小さなモニターの中で丸やら線がリズミカルに動く作品が印象に残っている
ずっと観てたくなっちゃう感じ

大西さんはインスタレーションの仲間には入らないのかな??素人なのでくくりがいまいち分からない。。

ま、それはそうと、これからどれだけ面白い現代アート作品が出現するのかとても楽しみ

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