駅に向かう道

駅に向かう道
今日も戦いだと思った
戦闘態勢の心持ちで毎日駅までの道を歩いている

今日も1日が始まるんだ

仕事が大変なわけじゃない
通勤がすし詰めなわけじゃない
誰かと戦ってるわけでもない
誰かにいじめられてるわけでもない
夜まで特に神経をすり減らすような用事があるわけでもない

なのに

この目を覚ましている状態で
生きること自体の厳しさ

鈍痛のように
精神を襲う
様々なこと

Jの状況、私の状況、二人の気持ち、二人の過去・今・未来

このどうにもならなさ
この身動きのとれなさ
何をどうしていいかが何も見えてこない

胸が苦しい

朝から一気に苦しさが押し寄せてきて
目を瞑ってそれを両手でガーッと前に押す

今考えても解決できないことは置いておけ、と皆言う

けれど先延ばしにするたびに、
避けて考えないようにするたびに、
焦る

自分やJが逃げているのをみると焦る
触れないでそのままにしていることに焦る

それは
これからが
短くなる恐怖

そして
避けているうちに
避けたままになる恐怖

通勤は無になる
仕事は真面目に取り組む
帰宅も無
寝るまでは細々耐える
そしてやっと眠る時間がやってくる
1日は長い

朝から、もう布団に入りたいと
思うこともある

けど
会社に行くんだ

泣きそうな日も
潰れそうな日も

さあ、今日も1日が始まる
私の、この、中途半端な1日

助け合おうと言いつつ
いつも1人でこうなってしまう
もう1人になりたくないのに
なぜか助け合えてない

いる場所が離れてるからかな

もっともっと
MTしなきゃ辛いよJ

二人の物理的な距離を埋める何かがほしい
二人の心が離れないために、揺らがないつかまり棒がほしい

確かなもの
何か確かな強いもの

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