安らかに眠りたい

出社して間もなく、るっこちゃんから「今日は16時半に早退します。よかったら、D&Dでお茶しませんか」というお誘いのチャットがきた。

るっこちゃんは、同じ部署で働く、JRが付き合い始めた年に生まれたかわいい女の子。

賢くて優しくて面白くて本当にいい子!

私とるっこちゃんは、事象は違えども同じように深刻で過酷な悩みを抱えており、お互いの気持ちがよく分かる。

日々話をし合って支え合っている。このどうしようもなく苦しい時に、耐えきれなくならないように、神様は良き理解者るっこちゃんとめぐり合わせてくれたのだろうと思う。るっこちゃんも私とこの時期に出会えたことがうれしい、本当にRさんに助けられていると言ってくれた。

今朝、乗った駅から降りる駅までずっとひたすら文章を書いていた。書くことで気持ちを吐き出さなければ、会社に着くまでにちゃんとした状態にならないから。しかし今日はうまくいかなかった。書いているうちに悲しみが打ち寄せて涙が出てきて視界が曇った。駅を出るなり、JにSOSの電話をした。そのまま会社に着いてしまったから、PCの画面を見ていても悲しくて涙が目に溜まってしまった。

るっこちゃんにすぐ、悲しい気持ちのことをチャットした。

すぐに返事がきて、私を元気づけてくれる。いつもいつも。

るっこちゃん自身も、つい先日とても悲しいことがあったばかりなのに、ちゃんと私に寄り添って話を聞いてくれる。

今日るっこちゃんは同世代の退職する子の最終出社日ランチの約束があったようで、私は一人でタリーズに行った。

ランチから帰ってくるなり、Rさん、ちゃんとご飯食べましたか?ってチャットがきて、カフェモカ飲んだよーって返したら、食べてないことを真剣に心配してくれた。

夕方、D&Dで、

「半分こでもいいから何か食べましょう。Rさんは何がいいですか?」

「うーん。お腹すいてないなあ。。でもこの抹茶のスコーン美味しいよ」

「お腹すいてないかあ。。じゃ、無理に食べさせるの諦めます」

私が先に飲み物を注文し、席に着いて待っていたら、何やら紙袋を持ってきた。

「これ、宿題です。食べてくださいね。」

とスコーンを手渡された。

私、涙が出た。恥ずかしくて堪えたけど。書いてる今も涙が出る。

何て優しいんだろうね。

るっこちゃん大好きだよ。

さっき、シャワー浴びながら、るっこちゃんとは一生友達でいたいなと思った。私の方がだいぶ先にこの世からいなくなっちゃうけど。

るっこちゃんはとても若いのに、

「心の平穏はいつ訪れるんでしょうね。」

「幸せなんてあるんですかね。」

「後悔することばかりです。」

「旦那さんと出会わなければよかったと思っちゃいます。」

「記憶を消したいです。」

「ぼーっとすると、嫌なこと浮かんできちゃうんです。何も浮かんでこなければいいのに。」

「aikoの『ずっと』っていう歌知ってますか?『あなたに出会った時、私は死んだ』って歌詞があるんですよ。まさに私はそれです。」

「どうしたらいいんでしょうね。」

「やっぱり出家でしょうか。でも自由がなくなっちゃうなあ。。」

とか言う。

寝たいよね、ずっと寝てたいよね、でも起きちゃうんだよね、生活しなきゃならないんだよね。。

って二人で「困ったね。。」って言ってたら、

るっこちゃん

手を合わせて

「安らかに眠りたい…死んじゃうけど笑」

永遠の眠り…???

私も手を合わせ

「安らかに眠りたい…ほんと!」

最後二人で大笑いして、店を出た。

10分くらい一緒に表参道まで歩き、「気をつけて帰ってください」って言われバイバイした。

るっこちゃんは「気晴らしに渋谷まで歩きます」とそのまま真っ直ぐ歩いていった。

3日間会社に行かないから、るっこちゃんに会えないと思うと寂しい。

るっこちゃん、いつもありがとう。

幸せになってほしい。るっこちゃん。

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