悲しみのはじまりと苦しみの限界

あの時よりずっとマシなはず

2015年の12月よりはマシなはず

よくあの時生きていられたな

あんな苦しくて死にそうなこと二度と起こらないでほしい

今思い返すだけで胸がえぐられそうになる

あの時の人だから

あの時の

私が生まれて初めて死にたいと思った日

あの日の人が今だにJの一番そばにいる

私にとって

どれだけのことか考えてみてほしい

逆の立場ならどうか

私なら一緒にならない

その人に非がないとしても、自分の愛する人を死ぬほど苦しめた人と、どうして普通に一緒にいられるのか私には理解できない

夫婦として生きてるんだ

二人で

今も

いつやめてくれるのかな夫婦

私のためにやめてくれるのかな

私と真剣に付き合ってるよね

その人を腕の中に入れながら

あの時の傷は一生癒えることはないだろうと思う

でもせめて

開いたままの傷口を全力で縫い合わせてほしい

私を本気で愛してくれているなら

縫い合わせることができるのはJだけ

その方法は一つ

私の人生はこんなにも狭い

ここまでも狭い

限定されてる

私の幸せも

全部Jが握ってるみたいだよ

こんな風になってしまったの

しかたないの

Jを愛してるから

しかたないの

人から言わせれば、たぶん私の生き方はリスキーで破滅的で理性を欠いている

けれど、もう後戻りできないし、する気もない

恐ろしいことに

私は生きている限りJから離れない

Jはこんな私本当に好きなのかな

こんなに私に命かけられて困ってるかな

Jは

どうやって決断するんだろう

何を選択していくんだろう

私にはわからない

約束も計画も大まかな見通しもないから

私はこんなにめちゃくちゃになっちゃうんだろうね

Jが触れたくない部分

曖昧にしておけるものならしておきたいところだね

きっと

でももう、話さないとダメなところまできてるかもしれないね

私の苦しみ限界まであと少し

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