夜になって風が出てきた
今日の風
懐かしいにおい
きっとJと何かをした日のにおいだ
この風のにおいを嗅ぎながらJといつ何をしたんだろう
嗅いだ瞬間に
少し切ない気持ちがこみ上げたから
一緒にいない日で
Jとのことで何か悲しいことがあった日かもしれない
風のにおいは記憶に残る
雨のにおいも
Jも今どこかで同じにおいを嗅いでるだろうか
何も感じないのだろうか
それとも遠く離れすぎていて
においが違うのだろうか
そもそも風が吹いていないかもしれない
J
私に何か言って
Jを毎日求めてるよ
私に何かして
私をかまって
私が力尽きる前に