湯船に浸かる季節がやってきた
静かにお湯に身体を沈めて
じっとする
今日はなんだかとても疲れていた
無理に朝元気になろうとしたからかもしれない
仕事や家事が理由じゃない
理由はJのこと以外ないの
土日についてずっと考えている
俯き自分の膝のあたりを焦点が合わないまま見つめていたら
いつのまにか寝てしまった
そして少しイメージのようなものが浮かんで、ふと起きた
湯船からあがれない
力が出なくて
あがって身体と髪を洗わねばならないのに、どうしても身体が動かない…
下を向いてぼんやり「ああ、どうしたら…」と思っていたら、口からよだれが垂れて水面に落ちた
そんなおかしな状態の私でも、必ずJが手を引き上げてくれるはず、いつも手を差し出してくれるみたいに…
一緒にいたら叶うこと
たくさんあるね
Jは家に帰る電車の中
私から遠ざかる電車にばかり乗って
いつ私の居場所に向かう電車に乗って、私の元にくるんだろう
やっとの思いで湯船から這い上がり、身体と髪を洗った
ドライヤーが何故か突然壊れ、不吉な予感
なおして、ドライヤー
おやすみをハングアウトで言った
Jの声を一週間に一度くらい聞いてもバチ当たらないと思う…
毎日聞いてる人
月に2回しか聞けない人
その差は何の差
身分の差だね
読み返していたら寝てしまった
Jは家につき、ただいまと言った頃だろうか
辛い土日
助けて誰か