281回目に改めて気づいたこと

10月が終わる

10月は土日に1日しか会えなかった

その理由が

Jの意志なのか

気分なのか

家の用事なのか

奥さんの言いつけなのか

仕事なのか

結局わからずじまいだった

どれだけ苦しいと訴えても助けてもらえず、本当に辛い1ヶ月だった

もしかしたらJは、何らかの理由で、土日私に会うのは1ヶ月に1日だけにしようと決めたのかもしれない

最後の日曜日、久しぶりにJと少しだけ長い時間一緒にいられたのに、デート終了までに精神状態を回復しきれなかった

それまでに苦しい日々が続き過ぎて、あまりに力がなくなっていたからだと思う

いざJを目の前にすると山のようにある聞きたいことも聞けないし、どれだけ苦しかったかを説明することもできなかった

Jからも何も話がなく、私の気持ちを無視していたことをどんな風に考えてるのか全くわからなかった

あるいは、何も考えていないのかもしれない

帰りに離れ離れになってJの乗る電車が走り去るのを見て、何て辛いんだって思った

私はこのどうしようもない悲しみに、あと何回襲撃されなきゃならないんだろうと歩きながらぼうっと考えていた

私の書き付けていた気持ちはJに何も響いてなかったようだ

いつも早く帰る理由を聞いた時、翌日の仕事が気がかりで、と言っていた

土日会えなかった理由もそう?と聞いたら

全部そのようなものだと言った

それは違うだろう

そう聞かれたから、そういうものだと言っておけばいいかなと思ったんだと思う

仕事で余裕がないのはわかる

何度もその状態は見てきたし、男性にとって仕事は生活していく中で最も重要なことなんだと思う

私のことは、Jの頭の中の「余裕」の部分で考えることなんだと思う

だから余裕がなくなった途端に、関心が持てなくなるのかもしれない。。そう考えると今までほとんど私の言葉に反応がなかったのもわかる

私は離れてるから不利だ

存在を主張できないから

文章は無視できる

目の前にいる人と違って

読んで画面を閉じればいいこと

とても悲しい

会っている時だけしか、私にちゃんと向き合ってくれないのかもしれない

普段Jが向き合ってるのは私じゃなくて、目の前にいて衣食住を共にするその人なんだと思うと、だんだん具合が悪くなってくる…

私に会う時間や心の余裕がなくて、なぜ、サイクリングに行ったり、パチンコに行ったりはできるだろう、って思う

結局、奧さんのことが関わってるとしか思えなくて、どんどん悪い方へ考えてしまう

それを、そうなんでしょ、と言っても、否定しないのだから、その通りなんだと思うしかない

そうやってJに訴えるたびに、力が奪われていく

もう「〜でしょ」って言うのやめたい。。惨めだし悪態以外の何者でもない

もう、過ぎ去ったことをつべこべ言っても仕方ないけど…

とにかく10月は本当に悲しかったな

11月は10月よりは会えるかな

そう、私はこんなに悲しかった

なんで助けてくれないの?ひどい、辛い、もう力ないよ。。

って月曜日の朝まで思っていたのに、何故かその夜の会社帰りデートの後は少し気持ちが変わった気がした

明らかに少し楽になった…

と、思った

楽になったと感じたのは、一つのあることに改めて気づいたからだと思う

一晩明けて、その「楽になった」というのは一瞬芸であるということがわかったのだけど…

また火曜日、朝から悲しく沈んだ気持ちに支配されて、1日がそのまま終わり…それから、その繰り返し

10月の私の様々な憂鬱が一瞬なかったことのようになったのは、他らならぬJとの「距離の近さ」を実感したからだった

結局、近くにいてくれさえすれば、シンプルにすべてが解決する、そう思った

毎日、Jが誰よりも私と、一番長い時間を一緒に過ごしてくれて、毎日気持ちを交換しあえれば、私は楽になるんだと思った

SYJの時、いつもより目を開けてJを見つめていた

一瞬一瞬を見逃さず、心地よさを堪能し、これ以上ないほどの近さを実感しようと思った

間違いなく、世界中の誰よりも私はJの一番近くにいてMTし、Jに侵食している

もはや距離はゼロ以下になり、そうなった時に、信じられないほどの親密さが生まれる

普段離れている時にはほとんど感じることができない感覚が突如やってくる

唯一深く心がつながる貴重な瞬間に思えた

Jにしか感じたことのない、言い表しようのない、この感覚

命を削るSYJは、私たち二人だけの間に特別に存在することであって、Jと別の人の間には存在しないんだって思っている

もうこの瞬間に世界が終わってもいいと思うくらいの幸福感

この一瞬のために、刹那的に生きてもいいとさえ、その時は思う

SYJやATやMTがこの先なくなってしまうことがあったとしたら、私もJも多分死にたくなると思う

この親密さに嘘はない

「素晴らしいね」「R、ありがとう」

とJはいつも言う

二人がこんなにも愛し合っていることについて

二人がこんなにもぴったりだということについて

ひとしきり抱き合って、部屋を出る時ふと、私は10月中苦しんで貯金した徳を、この何時間かで使い果たしてしまったかもしれないと思った

もう少しの時間、私に幸せをくれても…

話をしないでSYJだけで全て解決するとは思わない

けれど、これ以上ないくらいの至近距離でJを見つめている時、不安で苦しい毎日のことを忘れていて、完全に満たされた気持ちになっている

本当にすごいことなんだと思う

だから

だから…

きっと、人間は、好きな人のそばにいてずっとくっついていないといけないんだって思った

一番大切なのは、「近くにいること」なんだって

一緒に暮らしていない今、お互いできる限りの時間を持ち寄り、時には無理してまでも会えるだけ会うことが大切なんだと思う

誰かから自分がどう見えるか以上にずっとずっと大切なことじゃないの

J

去っていく電車を見送ってる時、辛くて仕方がない

とるっこちゃんに言ったら、

そういうことをいつか、「あの時はああだったよね」って二人で話せる日がきっときますよ

と言ってくれた

なんだか救われた気がしたよ

るっこちゃんありがとう

私は小さな部屋にJと二人肩を寄せて座り、暖かい飲み物を飲みながら、そう話しているところを想像した

希望、あるじゃない。。

ね、J

大切だと思うこと、大切にしていこう

自分が素直に心から大切に思うことを、きちんと覚えてないといけないよ

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