大学時代の友達との女子会があって行ってきた
7人集まるところの2人が都合が悪くなり出席者は5人
こじんまりとした会になった
私は前回も前々回も、自分の身に起こっている出来事を話さなかった
人数が多いこともあったし、言うべき時期でないと思っていたからだ
ただ、その集まりのメンバーは唯一、Jのことを知っている
もう時効だと思っているのか、「Jちゃん(Jのこと)とRちゃんすごくお似合いだったよねー」とか「Jちゃんイケメンだったよねー、背が高くてテニスがうまくて」とか盛り上がり…
複雑な気持ちで力なく「ははは…」と笑うしかなかった
今回、Jは怒るかもしれないが、4人の前でJとのことを話した
話の流れもあったし、自分がいっぱいいっぱいで、もう言いたくなった
4人はとんでもなく驚き、でもすごく真剣に私の報告に耳を傾けてくれた
途中から皆んなの頭の中を、私のことでいっぱいにしてしまった…
そして苦しいことをわかってくれて、応援してくれた
皆が、一緒になってほしい、と言ってくれた
本当にRR(私のこと)はJちゃんのことが好きでたまらないんだね、一度きりの人生なんだから、後悔しないように生きて…
ここに、私たちのことを見守ってくれる友達がいると思った
皆の気持ちはうわべでないと、はっきりわかった
別れ際、私の手を握り、
Rちゃん一人じゃないよ、私たちがついてるから
辛い時はいつでも呼び出して
と言ってくれた
何て優しいんだろう、と思った
4人のうちの一人は、私の話を聞きながら涙ぐんでいた
その子は、大学時代、同じグループというわけではなかったし、個人的にものすごく仲良しというわけではなかったけれど、一度深い悩み相談を受けたことがあった
ものすごく美人でお金持ちのお嬢様で、性格も優しくて非の打ち所がないような素敵な女の子
当時から私はその子のことが好きだった
内容は忘れてしまったが、恋にひどく悩んでいて、なぜか私に話を持ちかけたことがあったのだった
そのことは私の中でとても印象深い出来事だった
卒業以来、全く連絡もとっていなかったし、結婚したという噂を聞いただけで、きっと幸せな生活を送ってるんだろうなって思っていた
幸せな生活やキラキラした笑顔しか想像ができないような雰囲気の持ち主だった…
それが実はとても大変な日々を送っていたことを、私は全く知らなかった…
相変わらず華やかで可愛らしく、微塵も影を感じられない容姿で、しばらくピンと来なかった
でもお店から駅までの道、彼女と並んで歩いていた時に、
Rちゃん、自分のこと大事にしなきゃだめだよ
どうか自分を傷つけないで…リストカットとか、しちゃだめだよ
私、話を聞くことしかできないけど、何でも吐き出して、泣いてもいいんだよ
泣いちゃいなよ
と衝撃的なことを言ったから、彼女はものすごい辛い思いしてきたんだということを悟った
あまりに苦しい時、確かに死にたかった
電車に飛び込みそうになったり、何も食べずに死んでやるとも思った
辛くて辛くてJを駅のベンチで待ちながら、自分の手首を爪で傷つけていたこともあった
死にたいと何度か本気で思った
恐らく、彼女はものすごく敏感で、そういう危険性や可能性を私に感じたのだろうと思う
バイバイした後に、彼女からすぐに長いメッセージがきた
彼女ともう少し話したかったと、思った
*
Rちゃん、辛いことを、話してくれてありがとうね
ひとそれぞれ、人生も違うし、考え方も違うから、
なんでも、話してくれていいんだよ、私もいい勉強になるからね。
私も、プライドなんか、とうに捨てた自分を誇りに思ってるもん。
2人しかわからないこともあるだろうし、絆もあるから、好きがやめられないんだよね。
わからないけど、想像はつくから、話を聞くくらいはできるからね。
なんの力にもなってないのはわかるけど、
どうぞ、一人で悩まず、わたし達に、発狂してね。
青春を共にすごしたんだからさ。
自分が死んじゃうときに後悔がない生きかた、過ごし方を自分の責任で選んでいってね。
今日は、Rちゃんに、会えて本当に良かった。
私も、18年間パニック障害で、喫茶店にも行かれない、吐きそうで、トイレの前にずーと座ってる毎日もあったりで、
でも、去年あたりから、電車にものれて、あんなうるさいお店にもいくことが出来るまで、回復して、
そして、昔の仲間に会えて私はほんとに幸せ。
お金で買えないものが、今も、ずーと続いている、
ほんとに感動ものだよね。
だって、学生時代の仲間が今だにつながっている人は圧倒的に少ないもん。
大丈夫だよー
自分を、もう一人の自分で客観的に見てあげてね。
私なんでも協力するから。
Rちゃん、来たときと、帰るときの、顔が全然違ったね。
*
心優しい彼女は4駅向こうに住んでいる
今度食事に誘おうと思っている
友達
なかなか会えなくても、何年も間があいても心通じ合う仲間
厳しく、優しく、離れていても味方でいてくれる心強い存在
ありがたいなと思った
Jもそういう友達を、訪ねてほしい