おべんとう2018/12/10

Jの好物はコロッケ

それは26年前から変わっていない

何の脈絡もなく、

「コロッケ食べたい」

と一言メッセージがくることがある

そのたびに、コロッケを揚げたそばから、

J〜!おいでー!はい、どうぞ!

って口に入れてあげたいなあと思う…

(やけどちゅうい)

コロッケが一番好きな食べ物だというのに、何ヶ月も食べてないという 

一体Jは毎日どんなご飯を食べてるのだろうか

悲しくなってくる

私、早くJのご飯を作りたい

私が奥さんなら、揚げたてのコロッケを毎日でも食べられるのに …

(まいにちはでぶる)

コロッケのお弁当を持って行った 

時間が経ってしまうとコロッケって揚げたての50分の1くらいのおいしさになってしまう…

それでも、Jは

めちゃうまやな、何でこんなおいしものが作れるんだろう…

と言いながら、本当においしそうに食べていた

Jはおいしいものを食べて感動すると、目を見開く

Jのそんな姿を、自分が何かをしたことで見られることが、心から嬉しかった

仕事で疲れたJを癒せるのは、PTAの仕事でもなく、奥さんの料理でもない

私とのMTとATと美味しいご飯と素敵なキスなんだって、思えた

もちろんまだ不安だらけだけど、そう思い込みたいと思った

J、もう私を傷つけないでね

私は土曜日のショックから立ち直れてなかったのと、自分の誕生日会えないと思っていたことで、ものすごく落ち込んでいた

けれども、そういう気分でも、Jのためにお弁当を作るぞと思った

なぜならば、お弁当をおいしそうに食べるJを見たかったし、もしその顔が見られたら、頭にずっと渦巻いている土曜日のJの言葉を、少し忘れられるような気がしたんだ

部屋に入ってしばらくするまで、Jは私の誕生日について何も言わなかった

だけど、抱きしめている最中に突然、誕生日の日、会える?と言ったのだった

急に決めたことなのか、なかなか言い出せなかったのかわからないけれど、とにかくギリギリで救われた…って思った

もう少しで危なかった、私

どう危ないかわからないけど、もうだめなんだって完全に絶望的になるところだった…

白い犬の夢みたからかな?

いいことあった

夢占いはインチキじゃないみたい

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