何日も前から、今日のJの午前中の用事のことばかりが、頭をぐるぐるしていた
昨晩は、アロマディフューザーやピローミスト、蒸しタオル、シルクのレッグウォーマー…安眠グッズのすべてを総動員したけど全く眠れず、頭痛がひどかった
音楽を聴いて、泣き疲れて明け方何時かに寝た
起きたら、Jの誕生日おめでとうのメッセージが入っていた
その後何も連絡がなく、待ち合わせの場所がわからなくて不安だった
Jがもし、何らかの理由で今日東京に来なかったら…と思うと怖かった
起きてからずっと、今頃Jは何かの用事で忙しくしているのだろうと、具体的に想像するしかなくて、胸が張り裂けそうだった
用事は私が目を逸らしたくなるようなことだとわかっているから…
一人で部屋にこもり、耐えていた
わけもなく立ったり座ったり、踊ったり、ぼうっとしたりしていた
午前中がものすごく長く感じられた
出発の時間まで、憂鬱な気持ちが拭いきれないままだった
午前中の用事は、どうしても調整できない用事だったんだと考えるだけで、胸が押しつぶされそうだった
もともと、ギリギリまで会う予定を入れてくれてなかったのだから、私がいろいろと書かなければ、会うつもりがなかったということもわかってしまっていたから…渋々会うことにしたのかな、と思っていた
そのまま息が詰まったような状態で、待ち合わせ場所に向かったから、Jはすぐに私のこわばった表情に気づいたようだった
朝から何も食べていなかったから、お腹が空いていて、「何か食べたい」と咄嗟に言ったのだけど、
Jはついさっき誰かと一緒に昼食を済ませてきたんだ…、って気づいて、「何か食べたい」なんて口走った自分が惨めになり一人落ち込んだ
結果無理にJにパスタを食べさせることになってしまったし…
先日、去年何もあげてないから、今年は何かプレゼントを買ってあげたい、とJは言ってくれていた
そして、素敵なネックレスをプレゼントしてくれた
Jもちゃんと、選ぶときに、私がつけている様子をじっくり見比べて意見を言ってくれて、うれしかった
私、Jに見てほしいの、
私のこと、もっと見てほしいの
私の姿をもっと視界に入れてほしいの
いつもいつも見つめていてほしいの
部屋で裸のまま、ネックレスをつけて、Jに見せた
そしたら、にこにこ顔で見てくれて、
「いいのが見つかってよかったね、とても似合うよ
おばあちゃんになっても似合うね」
と言ってくれた
すごく、うれしかった
Jの笑顔と、Jの気持ちと、素敵なネックレス
一生懸命に働いて稼いだお金を、私のためにこんなに使ってくれるなんて、私はJの特別な人なのかなって、思えた
Jは私を愛してくれている…
これからJは、その気持ちの通りに行動して、私のために何かを変えてくれるのだろうか
それともこのままでいいと思っているのだろうか
いつもいつも後ろから抱きしめているよ
だから安心して
とSYJの時に言ってくれた
そのことを、私は毎日思っていていいのだろうか
今この瞬間も、私と関係ない用事の時も、仕事の時も、会えない休日も、いつもいつもJは私を抱きしめてくれているのかな…
四六時中、私はJの中に存在しているのかな…
一つ、今日会ってるときに真剣に伝えたかったこと、勇気が出なくて伝えられなくて…
帰ってからメールしたけれど、Jからはそのことに触れない返信がきたから、私の願いには応えられない、ということなのかな…と思った
「仕事がお休みの日の、Jの時間を、私に分けてほしい
私のために調整してほしい
全部の日、Jをとられてしまうのは、私はどうしても耐えられない」
という事を、お願い事として伝えたのだけれど…
どうして、ほぼ全ての休日、私に会えないのか…その事実が悲しすぎて
自分の中で、その寂しすぎる事実を、どういう風に捉えて、どういう風に処理していけばいいのか、わからない
すでに限界まできていて、たぶん私、もうすぐ潰れてしまうから…
そこについて頑張って触れないでいて、見ないようにしていても、毎週毎週必ず週末がやってくる
次々に、容赦なく長い休みもやってくる
本当に厳しいの
週末がやってくるたびに、Jの休日は、私より大事な用事ですべて埋め尽くされているんだと、思うしかなくて
私は二の次なんだ…って
もし、そんなんじゃないと言うのなら…
もし、私より大切な人がJの中にいないと言うのなら…
私の誤解を早く解いてほしい
今日は私の誕生日
24時間のうち、何時間かを
愛するJと一緒に過ごせて…
おめでとうを耳元で言ってくれた
きつく抱きしめてくれた
素敵なネックレスをプレゼントしてくれた
素晴らしい1日だったんだ…
だからもう、ごちゃごちゃ考えずに、今日は幸せな気分で眠ろう
J、愛してるよ
ありがとう
もう、会いたいよ
さっき会ったばかりなのに