寒い寒い夜

Jと離れると突然寒くなる

なんて寒いんだ…

Jの大きな手、なぜ今ここにない

さっき頭を触ってくれた

さっき強く抱いてくれた

さっきしっかり掴んでいた

Jの手に守られて暖かかった身体が

完全に冷え切って

何枚布団をかぶっても寒い

この寒さ

いつか終わるのだろうか

J、私を毎日暖めてくれるのだろうか

いつ

いつから毎日

寒いよ、J

遠く離れ過ぎて、本当に寒いよ

そのうちに、凍り付いてしまう

そのうちに、冬を越せなくなる

何年か後の私、

暖かく眠れてるだろうか

Jが来るまで

寒い夜を一人で越えるしかない  

死んではいけない

凍え死んでは

暖かい手、今どこに

誰かを暖めないで

こんなに愛しくて

こんなに必要としているのに 

どうしても

今ここにない

寒気がするんだ

身震いして 

ゾゾーッと音が聞こえそうに

肩まで寒気が上がってくる

目をつぶり眠りにつきそうな瞬間

何度も何度も寒気をぶり返し

起きてしまう

今夜も暖かいJを激しく求めている

J、私のとこに来て欲しい

お願い

待ってるよ

ずっと

待ってるよ

寝るときに

私のメッセージの音を消すのはなぜ

部屋に一人じゃないの

私の叫びに気づかなくていいの

私が眠れなくてもどうでもいいの 

一人にしないで私のこと

一人にしないで 

助けて私の心

寒くて凍えてる

寒いよ

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