18日ぶりにJと会った
クリスマスも年末年始も全滅で、完全に私は力を失っていた
会えなかった18日間はまるでなかったかのように、普通の、いつも通りの、楽しいデートの始まり
髪を切ってさっぱりしたJが改札口の外で私を待っていた
私の編んだマフラーをして、いつも通り背筋をしゃんと伸ばし、見ていたスマホから目を離しこちらを見た
Jの手をとると、寒かったようで冷え切って氷のように冷たかった
いつも暖かいから、少しびっくりして、長い間会えなかったから、こんな風に冷え切っちゃったんだって思って、胸が痛かった
私、辛かったよ、J
何故こんなに会えないのかって、一人耐えてたよ…
Jに早々に「一つお願いがあるの、今日は泣かないで」と言われたので、決して泣くまいと頑張った
明治神宮に初詣に行き、代々木公園のベンチに座り、四谷まで40分のお散歩、ランチの後はSYJ
Jといると、魔法にかかったように幸せな気分になる
MTしていれば、それだけで何もいらないと感じる…
昨年12月、ここ何ヶ月の厳しい状況を反芻し続けるしかなく、消耗著しかったぼろぼろの心身…
結局酷い状況についてのもやもやは、何一つ解決されぬままに時は過ぎていくのだった…もうそれで過ぎ去って楽になるならいいのかもしれないと思うほど、考えたり悩んだり悲しんだりすることに疲れ、今年は絶対に毎日を笑顔で過ごしたいと決意したのだった
実はあまりに苦しく、年末年始、自分の中の緊急生命維持装置が働き、一人勝手に乗り越えた感があった
そこまで追い詰められていたのに、Jがそばに存在しているということによって、徐々に自分が癒されていくのがわかった
Jが本当に好きでたまらないんだと、思う
こんなに悲しい思いをし続けているのに、どうしてだろうと思う
愛しくて愛しくて…私はこの人がどうしても必要だと切実に感じる
見つめ合い、愛し合っていることを確かめ合い、抱きしめ合えば、悲しいことを忘れてしまう
恋愛はきっと、そういうものなのかもしれない
Jに20年以上恋してる私
この恋、良きタイミングに無事実ることを願う
謙虚な気持ちで、小さく…幸せになりたいと願うことを、どうか許してほしい