手を取り合って、前へ

朝起きた時、だるかった

昨晩の絶望感が、全身を覆っていた

夜中までJ宛のメールを打っていた

いつも同じような内容だが、打つしかなかった

妄想に苦しんで吐いたJも相当辛かったと思う

私も辛かったよ

言葉が突き刺さり、私は一瞬にしてJの敵にされてしまう

谷底に落とされた気分だった

寝落ちてメールを送るタイミングを逸した

私のこの不安は、当たり前だと思った

楽しい時間が一瞬にして恐ろしい力で潰される

何度も経験し続けていることだ

そういうことが起こらないために、Jの思考回路を変えないといけない、と真剣に思う

Jのそのとんでもなく強い負のエネルギーを何かに転換するか、それに打ち勝つ方法を見い出すことができなければ…二人の人生は先に進まない

私がどれだけ努力したところで、何も意味がないことをわかっている

何度もいろんな角度からその問題を解決しようと私なりに努力してきた

でも、何も解決に結びつかない

J自身が、そんなふうにしか考えられない自分がこのままではだめだということに気付き、変わるにはどうしたら良いか真剣に考え、ありとあらゆる方法を試して改善を目指そうと努力しなければ、何一つ変わらない

私を死ぬほど愛しているなら、その泥沼から這い上がる方法をみつけてほしいと思ってる

人生が終わってしまう

このまま終わってしまうよ

「お互いの生命が負の方にしか共鳴し合わないことに気付きなさい」と友達から言われた

J、そうなの?私たち負の方にしか進めないの?私たちに希望はないの?

そう思いたくない

そんなことないでしょう、J

二人でいる時の満たされた気持ちは、幻なの?違うよね

あんなに楽しい時間を過ごしても、Jはそこに希望を見い出せないのかと思うと、どうすればいいのか、私わからない

一瞬見出したように見えても、すぐに消えてしまう

それは、どうして…

一度起きて、二度寝しようとしたけど、ダメだった

眠くて仕方ないのに

30分間、目をつぶって見えた映像は、モノクロの二人の写真の真ん中に赤いクレヨンで誰かがギザギザの線を引いたらしく、それを見てショックを受けている自分だった

2019年、こういう気持ちにならないように、と決意しばかり

1ヶ月持たなかった自分が情けない

だけど、仕方ない

そういう状態になるようなことが、実際自分の身に起こっているのだから

どう自分を保っていけばいいんだろう…

朝、私は昨晩を引きずる

もうそうやって1日を笑えずに過ごすのは嫌

J、会ってない時も、私を笑顔にしてよ

苦しいことは山のようにある

私にだってたくさんある

だけどそのことばかりにフォーカスして何もいいことないの

もう、苦しみたくないの

気づけば私はいつでもJと一緒になれる状態

やれる限りのことをやってきたつもり

自分の強い意志で

二人のために真剣に行動してきたの

Jを自分の人生かけて愛してるからだよ

Jが間違いなく自分の人生のパートナーだと感じるからだよ

あとはJの身の振り方とJの考え方次第

二人の人生、かかってる

J、大切な人生の局面で決して受け身にならないで

自分で決めるの

自分の持てる力全てを使って私を守って

死ぬほど私を愛してるなら…

今まで生きてきた中でないくらいの、ここ一番の頑張りと強さと優しさを私に見せて

二人で協力して一つの目標に向かっているはず

「将来期待できない」「二人に希望はない」「幸せになる資格がない」

…周りから聞こえてくるそういう言葉に潰されたくない

否定されても、罵倒されても、笑われても、軽蔑されても、自分の人生を生きるんだ

強い意志がなければ、私たちは一緒になれないと思ってる

自然の流れで上手くいくわけはないし、誰かがどうにかしてくれるわけでもない

一歩ずつ、二人で手を取りあって、知恵を出し合って、前に進もうよ

もう、片時も、私の手を離さないで

もう、二度と、私の手を離さないで

会っていない時もだよ

静かに穏やかに二人で暮らしたいよ、J

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