何も口に出さずともお互いの想いが同じで、「早くこんな風に別々に帰らなくていい日がくればいい」と二人共が思っていることがじんわりと分かり、泣けてきた
そして、Jが「いつもいつも仲がいいね、とても穏やかで」と言ってくれたから暖かい気持ちになった
今日また二人は深まって一段と離れたくなくなった、と思う
別々に帰ることが嫌なの、もう
二人でいればこんなに穏やかで楽しい時間
何をしていても、何があっても一緒にいればそれでいいんだって思った
この文章を書いた後にJからメッセージ
「とても幸せな時間をありがとう
どこに行っても
何をしてても
MTできればいいの」
私たち、やっぱり同じ
「俺たち本当にすばらしいね
何かが細胞か脳に刷り込まれてるとしか思えないよ」
私たちはなるべく早く、離れないで済む方法を考えないといけない
私は少し焦りながらそう思う
部屋から出る直前、「その人と仲良くしないで」と言いそうになったけどやめた
きっと、仲良くなんかないからだ
私とこれだけの結びつきがありながら、別の人と普通に仲良くしてるなんて、そんなことがあったなら、相当失礼だし、ずるい
Jはそんなにひどいことをする人じゃないって思った
「普通だ」ということは、私にとって耐えられないことで、もしJがずっとその人と普通の夫婦生活を続けることを望むなら、私は身を引くべきだと思うし、将来も考えられない
だから、仲良くなんかないんだって勝手に思うようにした
Jが改札口に入る私を見送ってくれた
二人が離れて別の方向に行く瞬間があまりにも悲しすぎて、胸が痛かった
いつもいつもどうしてなんだって思う
どうしてなんだって思いながら、自分の電車に乗り込む
いつもそう
毎回、Jの姿が小さくなり視界からなくなる
この悲しみに、自分はもう間も無く耐えられなくなると感じている
Jもそうだろうか…
いつまでもこの状態が続いてもいいと思っていないことを祈る
SYJの時、左膝を舐めてくれた
私はJのその横顔をずっと見ていた
本当に素敵すぎて至上最高の眺めだと思った
Jが愛し過ぎて、もうどうしたらいいかわからないほどの気持ちになり、それはただ単にセクシーだからとかエッチな感じがするとか、それだけではなくて、崇高美というか…輝きを放つ特別な何かに見えてきて、自分の目だけにその姿が映っていることがとてつもなく幸せに思えた
J、私たちお互いに強く愛し合っていて、やっぱり二人の間には、言葉で説明できないような特別な結びつきが存在しているよね
それは恋は盲目だからそう感じちゃってるわけではなくて、もうなんの疑いようもなく、静かに横たわる事実なんだなと思う
転職のための適性検査対策で、午前中3時間、Jから算数を教わった
とても贅沢な時間…
昔、
公園の木のテーブルで算数を教わった
Jの大学にこっそり潜り込んで隣の席で授業を受けた
図書館で並んで勉強した…
そんなことを思い出した
Jはとても優しく分かりやすく丁寧に教えてくれる
ゆっくりと説明しながら、数字や文字を書いているJを見ているだけで幸せだった
横顔も声もボールペンを持つ手も几帳面な字も…そのすべてが愛しくて
Jに勉強を教わる人、すべての老若男女に対して激しい嫉妬心をこっそり抱いていた
持ち帰ったJの字でいっぱいのレポート用紙をさっきから何度もながめている
Jにもう会いたい
「すぐにまた会えるよ」
と優しく言って、帰りがけ泣きそうだった私をJは慰めてくれた
J、「一緒にいる」のが当たり前になれば、「会う約束」なんていらなくなるんだね…
「会う」なんて、本当は違うんだね
そうだよね
素晴らしい1日を反芻しながら今晩は眠ろう
ありがとう、J