苦しい事実

昨日帰ってから約22時間、自分の部屋の布団の中にいた

その半分ぐらいを苦しみと悲しみの中で泣きながら過ごし、あまりに酷だった

しまいには死にたいという考えが頭をよぎった

途中どこかから持ち帰ったお水がキャビネットの中にあるのを思い出し、緊張でカラカラになった喉を潤した

頭痛がひどかったけど、朝からなにも食べてないからお薬が飲めなかった

布団に入っても、ショックが蘇り全く眠れず、Jに苦しみを訴えるしかなかった

ある時点で返事がこなくなり、そのあと5時間ぐらい一人でJとのハングアウトに書きつけていた

日中はショックのあまり、過呼吸の発作を起こし息ができなくなりそうでやばかった

震えがきて頭がおかしくなりそうになった

あの時と似ていた

Jは、そんな私を見ても、バッグを持って立ち止まるだけで、何も言わず、その場で抱きしめてくれなかった

カフェで朝ごはんを食べている時、何かで(全く何か思い出せない)Jのスマホを二人でのぞいていたら、奥さんから電話がかかってきたのだった

私はそのフルネームを初めて見た

大きくはっきり表示され、Jは少し焦り気味にそれを切って、私の視線から遠ざけた

そして間髪入れずに、ちょっと電話してくる、と外に行ってしまった

長い時間戻らず、私は凍りついたまま何もできずに席に座っていた

店員さんが途中、申し訳なさそうに、あの…ここ11時までなんですけど大丈夫ですか?と話しかけてきた

大丈夫です、と力を振り絞って答えたけど、まるで自分の声がどこか違うところから出ているみたいに、抜け殻になっていた

Jが戻ってきても、まともに見たり笑いかけたりできなかった

今、奥さんと、親密に話してたんだ

私との貴重なデート時間をこんなに使って

すぐにトイレにいったけど、外にあって、わかりにくく、ものすごく迷ってしまいなかなか店内に戻れなかった

寒くてフラフラで惨めだった

以前行ったことのある新宿のお気に入りのカフェで、すぐお店の名前を忘れてしまうから、入るときにショップカードをもらったのだけど、にぎりつぶして捨てた

二度と行きたくないから

カフェを出てしばらく歩いていたら、発作が起きた

朝、就職祝いにイヤフォンを買ってあげると言ってくれビックカメラに行こうと、カフェに入る前に決めていた

計画通り、行ったけど、割引率が悪かったのと私が凍りついたままだったから、買わずにそのまま店を出て、ホテルに向かった

何も食べる気なんてなかったし、何も言葉も出なかった

謝って欲しかった

このひどい事態について

ベッドに服を着たままただ横たわり、私はひたすら泣き何かを訴え、Jは黙ったままだった

いつも同じ

私がわあわあ言い出すと、「俺が何を言ってもRはなにも聞いてくれない」とJは決めつけてなにも言わない

そして、私はJに助けの言葉を求め待っている…

そうこうしている間に、Jは、「俺が全部悪いんだ」と自分を責め出し、私のことまで考えが及ばなくなる

自分のことで精一杯になり、ますますなにも言わなくなり、泣きわめく私をどうしたらいいかわからずに、帰ろうとする

取り残された私は一体…

どうして、正面から向き合い、話をしっかりして、解決しないのか、と思う

それは言い合いではない

目を見て、真剣に、一つのことについて、逃げずにしっかり話すことである

私はJと深く通じ合いたいと望んでいて、お互いの考えをもっと分かり合わないといけないと思っている

何かがあって、そこをぼんやりとさせ、そのまま嵐が去っても、すっきりせずに悲しみが残る

それは勇気がないとか、強引に何かをできないとか、そういうこととは関係ないこと

人と真剣に正面から向き合えるかどうか、だと思う

他の人にはできなくても、愛してる人だけには、自分をさらして、向き合ってほしいよ

本気で愛してるなら…

居ても立っても居られないという理由と、これ以上Rと一緒にいたら傷つけることを言ってしまうという理由で、Jは17時に「もう帰るよ」と言って私をJRの改札に押し込んだ

頭も撫でずに

また山手線にしばらく乗ろうかと思ったけど、具合が悪かったし、虚しいからやめた

そのまま帰ってお化粧だけ落とし、すぐに布団を敷いて自分の部屋にこもった

Jは帰って家族と食卓を囲み、何事もなかったかのように、電話の内容の続きでも話し、セミナーの内容を適当に作って報告したのかもしれない

「人と比較するな」とよく書いてある

その通りだ

Jだって私とは全く別個の人間なのだから、自分の考えで動いているんだ

Jが考えた上での行動

Jがそうしたいからしてること

すべてそうなんだと思えば、もう私の力が及ぶところではない

でもね、奥さんと普通にしてることは、真剣に付き合ってる私に失礼だと、二人に対していい顔はできないと、二人共とずっとうまくやって行くなんて無理だと、私はそんなのは耐えられないと、ずるいと思うと…そういう考えは全部話した

ちゃんと聞いてくれて受け止めてくれたかどうかはわからないけれど…

夜中一人でJにつぶやいていた

返事なんで一切こないとわかるから、ただの独り言

私の言葉のいちいちに応えてくれるような人っているのかな

わかった
J

どうしてこんなに悲しくて悔しくてどうしようもないか

画面を見たとき
私は妻ですって言われた気がしたからだよ
あなたは電話も取ってもらえない、かけられない身分ですって言われた気がしたからだよ
私の苗字はJと同じ○○です、あなたは違うでしょうって
言われた気がしたからだよ

Jが電話をかけ直しに行ったことも
長い時間戻らなかったことも
ショックすぎたけど

なんで今、二人の単位を見せつけられないといけないのって思った
セミナーの時よりもあからさまだって思った

私はだからこんなに苦しい

こんなに何で苦しまなきゃならないの
もう、こんなこと二度と起きてほしくない
消したい記憶

辛いよ
J

私は何者なんだろうね

私このまま孤独に死んでく気がして
ゾッとする

Jも、お母さんも、子供も、友達も、全員私の周りにはいなくて、孤独なの

ひとりぼっちなの
今みたいに

嫌だな
そんな人生

Jとの生活、叶えられないで死んじゃったらどうしよう
ずっとJが私のだんなさんになれずに、死んじゃったらどうしよう

恐怖だよ

私になくて、奥さんにあるもの
なんだろう

どうして私は幸せになっちゃいけないんだろう

どうしてこのまま死んじゃうかもしれないなんて
不安にならなきゃならないんだろう

Jと毎日話せていいな
私なんて少しの時間会った時しか話せないし、見ることさえできないのに

どうして
J

どうしてなの

助けてほしい
誰か
私を

私の全部を受け止めて守ってほしい
J

私も奥さんも
女で弱くて
Jが好きで
同じ

でも私が負けてる
奥さんはJが夫で
子供もいて長く夫婦で
正式に守られるべき人

私は違う
守ってもらえないの
守らなくてもいい存在なの

こんなに惨めでも
誰の目にも止まらないの
誰も心配しないの

心臓止まらないかな

もういい気がする

J

私が一番にJと結婚の約束をしたの

私が先なの

ながくてくるしいよ

夜が

長い

もう意識なくなりたい

そうじゃないよ、俺はこう思ってるよ、こうしようよ、大丈夫だよ…

私、そういうJの言葉をどこかで期待しながら書いてるんだね

でもいつもなにもないから、私のこういう気持ちは宙に浮いたまま、そのまんま私の中に残りつづける

そうなんだ、いつも

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