過ぎていく日々

iPhoneのメモにJへのメッセージを書いている。とても長くてまとまりがない。それを毎日のように開けて、書き変えたり、書き足したり、一部を消したりしている。一向に送れない。そして、この空白の時間に焦りを感じる。

仕事も子育ても息詰まり、真に頼れるパートナーもいない。親はどんどん年老いていくのに、親孝行もできず、世話になりっぱなしで、心配ばかりかけている。

生きていくのって大変だね。つい最近も誰かとそんな会話をした。

何もする気力がなくなったら、どうしよう。今朝、通勤前のお茶の時間、このまま会社に行かずにどこかに行きたいなと思った。帰りの電車でも、すみません、少しの間旅に出ますって言ってどこか行きたいと思った。

でも結局、私はそういうことができない。小心者だから。

会社行かないと、迷惑がかかる。

家に帰らないと、心配される。

結局そうやって何もできないで、日々が過ぎていく。

どうなったら私は毎日の生活に幸せを感じるのだろうか。穏やかな気持ちでのんびり暮らすなんて、一生無理なんだろうか。

毎日満員の通勤電車に揺られ、朝から晩まで働き、家に帰ってほとんど何もしないで寝る。そうやってあっという間に何ヶ月も過ぎてしまう。何かを変える余裕も元気もないし、頭には霞がかかって新しいアイデアも浮かばない。

悶々と過ぎていく。毎日が。このままでは恐らく一人寂しく死んでしまう。

二人の人間が少しも揺るがない信頼関係を築き、手を取り合って生きていくなんてことは、きっと夢物語なのだろうと思う。一点の曇りもない人間関係なんてない気がして。

そう、だから、そうやって人間というものに失望しながら生きていくしかないのかも、と最近思う。

やはり鳥が羨ましい。

この複雑さから逃げたい。

せめて、人間のままなら、いつかテレビで見た北欧の毛織物の街や、ニュージーランドのキウイ栽培の街のようなところで、素朴な生活がしたい。

日本から出られないなら、尾道みたいな街で海を見ながら静かで穏やかな生活がしたい。

明日も朝から晩までPCの前に張り付いて仕事する。毎日こんなに拘束されるんだったら、お給料をもっと増やして欲しい。

ストレスで抜毛症。毛量が多いためハゲはしないが、気づくと物凄い量抜いている。頭のアトピーもひどいから坊主にして薬をつけたいくらい。お腹も痛い。

寝よう。なるべく早く。

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