宮島達男@千葉市美術館

11月の文化的活動その2である。

宮島達男クロニクル1995-2020に行ってきた。遥々千葉市まで。

宮島達男さんは大学生の頃から大好きで、すべてを網羅しているわけではないが、作品をちょこちょこ観てきた。

とにかく、デジタルの数字が好きで、Jの影響あって電子回路を見ると心ときめいてドキドキしてしまう。

今回は総まとめのような展覧会だったので、20年以上前の代表的な作品、Death Clockもあり興奮した。

自分のデータを入れて、壁いっぱいに画像が映し出される。写真撮影可。私は100歳まで生きる設定にしてしまい、もう少し短くすればよかったと後悔した。そんなには生きたくないのだ。

自分の顔写真の上に残された時間が0.1秒単位で表示されて、ものすごい速さでカウントダウンされる様はやはり恐怖だった。宮島さんは死への恐怖というより、残された時間を実感することにより、毎日を大切に生きてほしいというメッセージを伝えたかったらしいが、0.1秒の位の数字なんてものすごい勢いで動いているから、何だか笑ってられない深刻な気持ちになる。小心者なので焦るのである、約16臆秒。100歳まで生きないから、実際はもっと短い。これを書いてる今も刻々と死に向かってカウンターは動きを止めない。どんなにすごい技術が発達したとしても、時間を止めることはできないんだろう。

宮島さんと脳科学者の中野さんのトークショーを観覧したくて、整理券配布時間目掛けて走ったが、配布時間を待たずして満員となっていた。残念だったが、ちょうど展示を覧終えた時に、会場入りする宮島さんに遭遇。初めて生でお姿拝見したが、シュッとして素敵な方だった。

お芝居もアートも音楽も、表現する術である。思うことや考えを表現できる才能を持つ人が羨ましい。作品が、多くの人の心の支えになったり、気付きや感動を与えたりする。それが後世に残るなら、さらに素晴らしい。

凡人の私はもっぱら受け取る側である。

アクリル板で作ったキーホルダーみたいなものを記念に買った。バランスのよい2つの数字を選ぶ。ある程度自由に色も選べる。数字にこだわりのある私も、今回は全く今までに選ばなかったような数字を選んでみた。アクリル板を精巧にくり抜いてある作りなので、細いつなぎの部分が多い数字を自然と選んでしまった。

千葉市、遠い。けど今度は千葉市動物公園に行きたい。

その他11月の文化的活動。すでに盆踊りの練習会やオフ会が4回決まっている。中田さんの配信ライブの観覧、fox caputure planのライブも。

今は締め真っ最中である。残業ゼロでやってるため、無茶苦茶な忙しさである。朝席に座った瞬間から帰る時間まで、今話かけてくるんじゃないオーラを出しながら、息つく間もなく必死で仕事する。

期日までに何とか終わらせなければ。。いやあー厳しいな。頑張るしかない。

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