過去が今にある限り

いろんなことを混同してる。

他の男とか、今、私がJと部屋に行けないことは全く関係がないこと。

何故それを並列するのか全くわからないよ。

「どうしてそういう考えになっちゃうの?」

Jの予想通り、何故そういうことに何でもすぐ結びついてしまうかが私にはわからない。

私たちがしてるのは「今」の話だから。。

思考回路がそうなっていて、どうしようもできないのかもしれないけれど。。

私が今、部屋に行けないことには、ちゃんとした理由がある。

私が今、Jと抱き合うのが怖いのは、Jのことが嫌いになったから、とかじゃない。

今現在も、変わらずにJには奥さんがいて、一つ屋根の下に二人で住んでいて、私の旦那さんになれるかどうかがはっきりわからないからだよ。

抱き合って特別な繋がりを再び実感して強い感情をJに対して抱けば、また同じことで自分が苦しむことは目に見えているからだよ。

Jと私の間の、とてもデリケートな気持ちの問題であって、過去の誰かとか他の人のことは一切関係がない。

今回、Jは理解してくれてると思った。

単純に部屋に行くことをこばんだ、そういうことじゃないんだよ。。

Jがただ単に、「他の人はいいのに俺は拒んだ」と捉えたのなら、すごく残念だし悲しく思う。

けれど、Jの言う通り、人の感じ方や考え方を否定することはできない。

私の複雑な想いを理解できなかったのかな、と思うだけだよ。否定する元気はない、ただ、私の考えを書いておこうと思っただけ。

私は会うつもりでいたよ。会ってまた、この間のように前向きな話を聞けたら、少しずつ固まった心もほぐれていきそうな気がしてたから、とても大切な1日のように思ってたよ。。

出逢ったのが手遅れと言われてしまったら、私はショックだよ。それなら、最初の5年間のうちに私を切るべきだったのではと思う。

出逢いは手遅れじゃなかったとしても、再会は手遅れだったかもしれない。

Jが奥さんと出逢った後だから。よく考えたら、Jが奥さんを受け入れた瞬間から、私たちはもう元には戻れなくなってたのかもしれないと思う。

でも戻れないことが決まってたのなら、私は何で二度も離婚したの?

ばかみたいだよ。

Jとの将来に希望を持っていたからだよ。

どうして私を裏切ったのか。

どうしてその相手と結婚しちゃったのか。

どうしてまだその人と暮らしてるのか。

どうしてもなにもないよね。。ただその事実がそこにあるだけ。

確固たる事実があっても尚、私はJとの間にある「特別な何か」を信じてきたんだよね。

人生とか運命は、そういうものによって強く動かされると思い続けてきた。

心の声に従うことが後悔しない生き方だと。

Jをどうにか取り戻そうと必死だったし、私たち二人は絶対に一緒になるべきだと信じて、何度も挫けそうになりながらも私は意志を突き通し行動してきたの。

けれど何年もに渡るいろいろな闘いに私は疲れ切ってしまって、一人で勝手に潰れちゃったの。

Jは、私ではなく奥さんと結ばれる運命だったのかもしれないと。。そう思うまでになってたよ。

それでもJが、先月小さな灯りを私に見せてくれて、少しだけ顔を上げてJのほうを見られるようになったのだけど。。

今回やはりこうなってしまった。

すれ違いというか。。私はJと会うつもりで、ちゃんとした理由があって部屋に行くことだけができないと伝えただけ。。そこで、何故過去が。

私、離婚して5年ぐらい経ってるけど。。。

現在進行形で結婚してるJに、何でそんなことを言われなきゃいけないのかがわからないよ。

本当に愛し合ってたかを疑われたら、そんなショックなことはないよ。私は死ぬほどJを愛してきた。そうじゃなければ、こんな人生になってないよ。私はJのことで本気で死にたいと思ったことが何度かあるんだよ。

だからそこを疑うのは、ないよ。

「次の人生で」。よくJは苦しい時に言ってたね。

なんでこんなに複雑になってしまったんだろうね。

ただただ好きで、ただただ一緒にいたいからいる、みたいなシンプルな関係にJとなりたいのに、なれない。

歳を取りすぎたしいろんなことがありすぎた。

すべてひっくるめてお互いの人生を受け入れて愛するには、誰一人にも邪魔されない二人きりの時間への想いが強すぎるんだよね。

一緒にいるだけで、この上なく幸せを感じる人なんて、J以外いないというのに。

そう、小鳥だよね。ずっと思ってる。

Jと私が小鳥ならよかったって、ずっと思ってる。

でも生まれ変わっても、もうそこに自分という意識はないんだろうね。

今のこの世でしか、残されたあと何十年かしか、Jという存在、Rという存在は、ここにないんだよね。

だから「もし生まれ変わったら」も「次の人生」もない気がしてる。

今のこの瞬間も死に向かっていることを思えば、焦る。なるべくなら毎日を楽しく穏やかに暮らしたいよ。

もうそろそろ、過去に囚われずに、これからの人生をどうすべきか、いや、どうしたいのか、を考えて、行動していきたいよね。

過去を責められて、そんなんじゃない、何でそんなこと言うの、何でわかってくれないの、じゃあ自分はどうなの。。。

そんなことを何度も何度も言い続けるのは、もう嫌だし、そういうことに時間をかけて消耗したくない。

不毛だもの。どうしようもないよ。

私が謝ることでもない、何でそればかり。

前に進めないまま、すぐ10年が経ってしまう。

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